監修/青山ダイエット塾主宰 七尾史
「低インシュリンダイエット」が最初ににブームとなったのは、2001年の秋、テレビの番組で取り上げられたことがきっかけでした。この「低インシュリンダイエット」理論、つまり、食品のGI*値を算出し、食餌療法に取り入れるというのは、アメリカでは1980年代から提唱されており、糖尿病治療の現場で使われてきた実践的な食餌療法です。日本ではそのアレンジバージョンが1990年に登場、今日に至るまで続いているのが、青山ダイエット塾が提唱する「ポイント式ダイエット」です。 以前、マスコミで広く取り上げらた「低インシュリンダイエット」は、大ブームとなり、理論はある程度定着しましたが、ダイエットを実践する段階で必須の「食品リスト」が充分ではありません。実際にダイエットを行う人にとって、食品リストは最低でも1500品目は必要です。つまり、「低インシュリンダイエット」は、理論だけが先行し、一般の方が実践するには、やや難しいものになったというのが実情でした。 また、やせる基本はダイエット(食餌療法)ですが、食品のGI値だけにこだわっても、確実にやせるということにはつながらないのです。同様に、カロリー計算法で行うダイエットも、プラスマイナス15パーセントの誤差があると言われており、やせるメソッドとしては、完全とはいえません。 カロリーの消費、体の代謝状況は、個々の体質によって異なりますし、また同じ人間でさえも、日によって異なるのです。ですので、食べている食品のカロリーやGI値に、ヒステリックにこだわったとしても、どれほどの意味があるかは、疑問です。 そういった事実を踏まえると、いったい何を基準にダイエットを行ったらいいのか迷ってしまいそうですが、やはり体重管理を行うためには、なんらかのメソッド必要です。試行錯誤の結果、編み出されたのが『ポイント式低インシュリンダイエット』という方法でした。 これは青山ダイエット塾を主宰する七尾史自身が、20代前半から糖尿病を患い、当初は自分の血糖値コントロールを行うために考案したものでした。誤差が多く、計算の面倒なカロリー法のマイナス面をカバーし、 食品のGI値や、食品の持つ代謝促進能力(栄養バランスのよさ)を踏まえた『ポイント式低インシュリンダイエット』は、「より簡単に」「継続しやすい」「リバウンドしにくい」を基本にした、 実践向きのダイエット法です。 ポイント式で使用する食品リストは、食品のすべてに「GI値、カロリー、栄養素、その他」を検討した上で、独自に算出した「点数」がついています。ダイエットを行う人は、この食品リストを基本に、3か月単位、半年単位で食餌療法を行います。 (1) ダイエットスタート前に、選択形式のテストを行い、体質や生活習慣などの「傾向分類」を行う。 (2) 減量目標体重、目標期間、傾向分類を踏まえ、「持ち点」が決定される。これは、1日に食べてよい量の目安となる。持ち点以内の点数でおさめるなら、何を食べても構わない。 (3) 長期にわたる場合、および多くの減量を求める場合は、もう少し細かい メソッドの追加が必要。追加するメソッドは、以下のものとなる。
1987年、東京・青山に設立。代表者/七尾史 監修/水の江清美(管理栄養士) ◆青山ダイエット塾・七尾史著作物 『1990年 女性自身ダイエットムック』(光文社刊) ※ 上記以外に、テレビのダイエット番組の監修、講演活動等。青山ダイエット塾提供の『ダイエット・コンピュータ診断』は、女性セブン、マフィン、週刊女性、女性自身、SAY、VIVI、CanCam他、女性誌多数が取り上げている大ヒットコンテンツ。 ※ 連絡先E-mail diet@ladyweb.org |